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日本茶のパワー |
| 私たちが日常親しんでいるお茶には、さまざまなパワーが秘められています。日本茶、紅茶、 中国茶、健康茶。 チャという植物の葉を発酵させいろいろな製法でつくられたのが、日本茶、紅茶、中国茶です。 チャ以外の葉、花、実、根などを原料とした健康茶は、昔から民間療法としても飲まれてきました。 それぞれの日本茶の魅力を紹介していきたいと思います。 |
| ★日本茶 ◎日本茶の代表的な産地 村上茶(新潟県)・・・商業的に出荷されているお茶で、寒冷地用の混合茶樹で栽培されています。 日照時間が短いので、タンニンの含有が少なくまろやかで甘みの強い日本茶です。 茨城茶(茨城県)・・・茨城茶で代表的なのが、久慈郡大子町の奥久慈茶、猿島町の猿島茶、古内茶です。 コクと香りが強いので人気の日本茶です。 狭山茶(埼玉県)・・・800年前に川越に明恵上人が苗木を植えたのが始まりと言われています。 製造の最後の工程で高温の火入れをするため、薫り高く深みのある濃い味が特徴です。 静岡茶(静岡県)・・・日本一の生産量で、種類の多さも日本一です。 香りの高い本山茶、川根茶、沼津茶、天竜茶、岡部茶などの銘茶や、掛川茶、菊川茶などの 深蒸し煎茶などが有名です。 美濃茶(岐阜県)・・山間部で温度差のある地で作られているため、香りがよく甘みが強いのが特徴です。 揖斐茶、白川茶がよく知られており、揖斐には群生の山茶があり昔は釜炒り製のお茶が 生産されていました。 西尾茶(愛知県)・・西尾市で作られており、抹茶の原料のテン茶、生産量日本一です。 鎌倉時代に聖一国師が中国の宋から持ち帰ったお茶で、明治時代から本格的に栽培されました。 伊勢茶(三重県)・・国内生産2番目のお茶で、平安時代に弘法大師が中国の唐から伝えられた茶樹を植えたこと で栽培がおこなわれたと言われています。千年の歴史ある銘茶です。 今では、太陽の光を遮ってつくる、かぶせ茶の生産が盛んです。 近江茶(滋賀県)・・京都の宇治に近い地域でつくられており、銘茶の朝宮茶、土山茶、政所茶は幻の茶とされています。 役1200年前、最澄が中国の唐から持ち帰った種を、比叡山日吉大社付近に植えたのが 近江茶のはじまりと言われています。 大和茶(奈良県)・・弘法大師が中国の唐から種を持ち帰り、奈良県宇陀に植えたことから始まりました。 朝晩の温度差が大きいため、渋みのなかにも甘みが多い大和茶独特の薫り高い味わいです。 宇治茶(京都府)・・宇治茶として全国的に有名で、鎌倉時代に明恵上人が種を蒔いたのが始まりとされています。 今でも煎茶、抹茶、玉露などがつくられています。 八女茶(福岡県)・・筑後地方の八女郡で栽培されているお茶で、山間部では玉露、平野部では煎茶が主に生産されています。 苦味や渋みが少なく、甘みのある濃厚な味わいです。 嬉野茶(佐賀県)・・室町時代に唐からの渡来人が持ち込んで栽培し技法を広めたのが始まりで、今でもほとんどが 釜炒りで玉のように丸い葉が特徴的です。玉緑茶として有名な日本茶です。 くまもと茶(熊本県)・・くまもと茶の約6割が玉緑茶で、釜炒り製玉緑茶や煎茶が作られています。 さっぱりとした甘みのある味が特徴の日本茶です。 宮崎茶(宮崎県)・・九州では鹿児島に次ぐ生産量で、日向茶、都城茶、五ヶ瀬茶、高千穂釜炒り茶(カッポ茶)などが有名です。 日向茶は桃園天皇に献上した日本茶としても知られています。 薩摩茶(鹿児島県)・・全国で2番目の生産量で、年間を通じて気温が高いため、走り新茶としてほかの産地よりも 早く出荷されている日本茶です。 |
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| ◎日本茶の成分、効能 煎茶など緑茶の主要成分には、タンニン、カフェイン、テアニンやビタミン類が豊富に含まれています。 日本茶の種類や収穫時期によってその成分は異なり、一番茶にはテアニン、ビタミンが多く、二番茶、三番茶には タンニン、カフェインを多く含みます。 タンニンは渋みの一種で、ポリフェノールの一種のカテキン類を含んでいます。カテキンは日本茶の中でも煎茶に 多く含れ、カフェインは苦味成分のことで、テアニンはアミノ酸の一種でうまみ成分になります。 日本茶には多くのビタミン類が含まれており、さまざまな種類のお茶の中でも日本茶は群を抜いています。 特にビタミンA、C、Eが豊富で、ビタミンAでは人参の10倍、ビタミンCならほうれん草の3倍、ビタミンEは ほうれん草の20倍もあります。このビタミンは壊れにくいので体内で吸収されやすいのです。 また、カリウムやカルシウム、リンなどのミネラル成分も含み、抹茶にいたっては食物繊維やクロロフィルなど 体によい成分を豊富に含んでいます。 ・タンニン(カテキン、ポリフェノールなど) 抗酸化作用、抗菌作用、腸内細菌の改善、消臭作用、抗アレルギー作用、虫歯予防、口臭予防、 血圧上昇抑制効果、コレステロール上昇抑制効果など。 ・カフェイン 覚醒作用、大脳刺激作用、中枢神経刺激作用、利尿作用、血液循環促進、新陳代謝改善作用、疲労回復など。 ・ビタミン類(A,C,Eなど) ストレス解消、シミ、ソバカスの抑制、美白、表皮細胞の保護、抗酸化作用、動脈硬化予防など。 |
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| ◎日本茶効果、効能 日本茶は体によい効果を与える成分が豊富ですが、飲む際にはなるべく入れたてを飲むようにしましょう。 空腹時には薄めに入れ、薬との併用、寝る前に飲む時には覚醒作用もあるので注意しましょう。 ・虫歯、口臭予防 日本茶の中でも緑茶には殺菌、消毒作用があるので口臭を予防したり、カテキン類、フラボノイド、フッ素の 抗菌作用で虫歯になりにくいとされています。 これらの成分は歯磨き粉やガムに含まれていて、食中や食後に飲むと効果的です。 ・高血圧予防 アミノ酸の一種のγ-アミノ酪酸が多く含まれていて、血圧を下げたり脳の代謝を促進してくれます。 高血圧によって血管が侵され、脳卒中、心筋梗塞、腎不全などになる危険性もあるので、高血圧予防効果のある とされている日本茶を飲んで予防しましょう。 ・風邪予防 カテキン類には抗菌、抗ウィルス作用があるので、外出から帰ったときに日本茶でうがいするなどして、ウィルス の侵入を防ぎましょう。 ・覚醒作用、疲労回復効果 煎茶、番茶は日本茶の中でも特にカフェインが多く、脳の働きを活発にする大脳刺激作用があります。 朝起きたときや眠気を覚ましたいときに飲むと効果的ですが、空腹時や就寝前には向きません。 カフェインは中枢神経刺激作用もあるので、疲労回復やリフレッシュしたいときに効果的です。 ・低血圧予防 緑茶を飲むことで血液の循環がよくなり、血の流れをスムーズにしてくれる働きがあります。 低血圧は不規則な生活、偏食、運動不足などによって体の機能が不安定になっておこりますので、お茶だけでは なく生活習慣を改善していく上で上手に日本茶を取り入れましょう。 ・ストレス解消 イライラしたストレスを感じたらビタミンCを多く含む緑茶を飲みましょう。特に茶葉を粉末にしてある抹茶は体に取り込み やすく、煎茶や玉露も多く含んでいます。 緑茶の香り成分には青葉アルコール、青葉アルデヒドがあり、リラグゼーション効果が得られるので茶高炉を使って 香りを楽しみましょう。玄米茶にも心身ともにリラックスさせてくれるアロマテラピー効果があります。 ・老化防止、美白効果 日本茶の中でも緑茶にはビタミンA、C、Eが豊富で肌を美しく保ってくれ、美肌効果があります。 体内でビタミンAに変わるβカロテンには皮膚や粘膜を正常に保つ働きがあり、ビタミンCはシミの原因になる メラニン色素の沈着を防いでくれ美白効果があります。ビタミンEには抗酸化作用、動脈硬化抑制作用があるので、 老化防止に有効的です。特に、煎茶、抹茶に多く含まれています。 ・その他いろいろ 動脈硬化、糖尿病、ガン、食中毒などの予防に効果があると言われています。二日酔いや喫煙によるビタミンの 不足にも有効です。お風呂に緑茶を入れて全身の美白に、水虫予防など、日本茶にはいろんな効果があります。 |
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| ◎日本茶の種類 ・煎茶・・・日本茶の緑茶の代表的なお茶で、全国的に消費量が一番多いお茶です。摘んだ葉をすぐに蒸して発酵を止め、 細く揉んで仕上げています。煎茶といえば静岡茶が有名で、ほとんどがやぶきた品種です。 さわやかな香り、まろやかな甘みと渋みのバランスのとれた美味しいお茶です。 ・番茶・・・煎茶を作る途中で取り除かれる硬い葉や茎を使っています。煎茶の三番茶や四番茶のことも指します。 一番茶で作られる川柳は上等の番茶です。煎茶より甘みが少なく食後のお茶として親しまれています。 あらゆるお茶の中でもフッ素の含有が一番多く、虫歯予防に効果があるとして注目されています。 気軽に飲めて飽きのこない美味しさの日本茶です。 ・焙じ茶・・番茶や下級煎茶を強火で炒って水分をとばし、香ばしい独特の香りをした日本茶です。炒ることで 渋みと苦味を抑えており、タンニンやカフェインが少ないので胃に優しく子供からお年寄りまで 安心して何杯でも飲めるお茶です。家庭でも古くなった番茶や煎茶をフライパンで炒って、自分の焙じ茶を作れます。 ・玄米茶・・炒った玄米を、煎茶や番茶に混ぜたブレンド茶です。普通は玄米と葉の割合が1:1のものが多いですが、 割合を変えることでお好みの味を楽しめます。玄米の香ばしい香りとさっぱりした味わいが人気です。 煎茶と玄米を合わせたことで、ビタミンCが倍増し美肌や便秘解消に効果的です。 ・玉露・・・上質の茶葉ができる茶樹のみを栽培し、新芽が出たころに収穫した葉を使っています。一年に一回しか 収穫できないので他のお茶と比べて高価で、日本緑茶の中の最高級品として知られています。 直射日光をあてないように栽培されているので、テアニンが非常に多く玉露ならではのまったりとした甘みとうまみのある 上品な味わいが特徴です。ゆったりしたい時やお客様のおもてなしにピッタリの上品な一杯の日本茶です。 ・抹茶・・・玉露と同じように直射日光を遮って栽培されており、うまみが豊富な若芽を蒸して乾燥させたテン茶を原料に、石臼で きめ細かくひいて粉状にしたものです。茶筅でたてるときめ細かい泡と独特の甘みと渋み、うまみが溶け込んだ贅沢な お茶です。茶葉ごと飲むことになるので栄養価は非常に高く、特にビタミンA、C、Eが豊富で食物繊維もあるので 美肌効果やストレス解消など健康的な日本茶です。 ・茎茶・・・茎の部分だけを集めて作られたお茶で、煎茶が主流ですが、玉露の茎だけを使用した雁音は高級茎茶です。 見た目から白折とも呼ばれています。香りが爽やかで、スッキリとした味わいが特徴です。 雁音になると、玉露の甘みがあり品のある味わいで、少しとろみのある口当たりが特徴です。 ・芽茶・・・煎茶や玉露を作る途中で、茶葉の先端の柔らかい芯の部分を集めたお茶です。小さく丸まった細かい 茶葉で濃い緑色が特徴で、玉露や高級煎茶から作られたものが上質をされています。濃厚な味で、苦味 と渋みもあり、リフレッシュしたいときなどにピッタリのお茶です。 ・粉茶・・・煎茶や玉露の製造過程で、細かく砕けた葉や芯の部分を集めたお茶です。短時間で濃い緑色を出し、 渋みのある味が特徴です。魚の臭みを粉茶の渋みが取ってくれるため、お寿司屋さんでは高級煎茶から 作られた粉茶をあがりとして使用しています。 ・玉緑茶・・通常の煎茶と製造工程が異なり、茶葉の形が曲玉状に丸くなっています。ぐり茶とも呼ばれています。 熊本県や佐賀県で作られていて、中国茶に似た香りが特徴で、やや甘みのあるさっぱりした味わいが 人気の秘密です。 |
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| ◎日本茶の買い方と保存法 ○買い方のポイント 日本茶は乾燥食品と思われがちですが、鮮度が良いほど美味しいので生鮮食品です。 買うときは必ず消費期限、製造年月日を確認してから買いましょう。量り売りなどで 買うときは、茶葉の見た目だけでは分かりにくいので、試飲できる場合は味と香りを確認 してからにしましょう。お店の人に相談するなどしてお好みの日本茶を見つけてみてください。 |
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| ・新茶・・日本には四季があるので、一番美味しい時期に作られた新茶が珍重されます。年に何回か摘む産地もありますが、 普通は春4〜5月に摘んだ茶葉を一番茶として出荷されます。八十八夜摘みと言われるのは5月1〜2日頃に摘まれた もので、縁起を担ぐ意味がありますが、新茶と同じで上質の日本茶である証でもあります。新茶は製造したらすぐに出荷 されるので、製造年月日を確認して少しでも新しいものを買うようにしましょう。 ・包装状態・・市販されているものは、缶入りかアルミパックに入っています。缶入りは長期保存に適していますが、 アルミパックの場合は、遮光性があり真空パックになっているものであれば長期保存できます。 表面が紙のパックでも中がアルミになっていれば問題ありません。 透明で茶葉が見えているパックは、直射日光がずっと当たっているのと同じなのでなるべく避けた ほうがいいでしょう。開封したお茶は空気に触れるとどんどん劣化していきます。香りは一週間程で、 味は一ヶ月位で落ちてしまいます。買う際には包装状態にも気をつけて買いましょう。 |
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| ◎日本茶の保存 開封後は密閉容器や茶筒に入れかえ、なるべく早く飲みきりましょう。日本茶の最大の敵は、湿気、光、熱です。 日本茶の香り、味、色を保つために、ステンレス製、木製の茶筒で内蓋のあるものを使うのが良いでしょう。 木製の茶筒は湿気を吸収してくれるので効果的です。茶葉の量にあわせて、なるべく空気を入れないように保存しましょう。 日本茶は冷暗所に置くか、茶筒をナイロン袋にいれてから冷蔵庫で保管するとより効果的です。 ふだん家庭で飲む日本茶は比較的価格の安い煎茶や番茶が多いですが、たまには値段にとらわれずに質の良い日本茶を いただきたいものです。お客様用だけでなく、自分好みのお茶を探して楽しんでみてはいかがでしょうか。 |
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